ラ ベ/西梅田


ザリッツカールトン大阪のメインダイニング。ミシュラン一ツ星。長年関西地方のフレンチを牽引してきた老舗。もっとミシュランに高評価されても良いと思うのですが、デビッド・セニアが抜けた印象が強い、という声もチラホラ聞こえてきます。

食事会で個室利用させて頂きました。部屋が下関条約もしくはホーンデットマンションの晩餐会みたいなレトロかつゴージャスな部屋で雰囲気に圧倒されます。
シャンパンで乾杯してカナッペとを軽くつまみつつアミューズ。
魚介が溶け込んでブクブクした何か。おいしい。フレンチは得体の知れない液体の何かがとても美味しい。
鯛のカルパッチョ。
フォアグラとウズラのテリーヌ。ジビエを食べる機会は少ないので迷わずコレにしたのですが、ウズラ味がフォアグラ味に完敗してました。もちろんフォアグラは間違いなく美味しいのでそれはそれで良いのですが。
キノコのスープ。カプチーノ的にぶくぶく泡立てたスープに目の前で最後の仕上げにソース。
右上にあるのは松茸。キノコが凝縮されて、超キノコ味でワインが進みました。
お魚は金目鯛。おいしいけどやや淡白。金目鯛は刺身か煮付けが一番美味しい調理法だと再認識。
メインは鴨!この鴨はうまかったなぁ。鴨のうまみがどっしりしているけど、臭みなどは一切無し。どこでこんな肉、売っているのでしょうか。

参加者のひとりがほとんど口をつけてなかったので、「それ残すんならもらっていいスか?」攻撃しようとしたけど、さすがにTPOを考慮し断腸の思いで諦めました。
デザート。本日一番のお皿。フレンチのフルコースで一番の楽しみはデザートですね。そこらの路面店で行列して買うケーキって、いっつも「ふーんこんなもんか」という感想しか持てないけれど、まともなフレンチレストランで頂くデザートはいつも感激。
プチフール(小菓子)は好きなものを好きなだけ方式。まだまだ食べれる私はあれもこれもとガンガンリクエスト。胃袋の小さい女性陣から羨望のまなざしを受けました。

久々に超正統派のフレンチフルコースでした。いやー、高かったけど値段に充分見合っていました。東のロブション、西のラベですね。

予約の際に「絶対に失敗させるわけにはいかない」旨をお伝えしたのが良かったのか、サービスの熟練的な方が部屋にずっとつきっきりで完璧な振る舞いでした。安定感。こちらの意図を汲み取って絵が描けるサービスマンって貴重。ホテルでの食事って、こういうので外さないからすごく好き。

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大所のホテルブランドであればリッツカールトンが好き。その街にリッツがあれば極力泊まるようにしています。


従業員の面接を、宿泊客と同様にもてなすリッツ・カールトン。ドアマンとピアノの生演奏が志願者を迎えるとか冗談みたい。そりゃあ凄いサービス集団が生まれるわけです。

ラ・ベ